「牛額寺の牛穴」

 
−「讃岐の伝説」武田明・北条令子著(S51,角川書店)によると、−

吉原の碑殿には山裾に牛額寺がある。
牛額寺の境内の裏手には牛穴という洞穴がある。この牛穴からは身が一つで頭が二つあるという不思議な牛がでてくるという言い伝えが残っている。そしてこの穴は山の向こうの奥白方というところまでつづいているそうである。


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牛の1頭や2頭ぐらいは楽に入れる大きさである。

吉原町碑殿町の古跡めぐり」にも記事があります。

ところで、牛額寺は少し離れたところにあるが、なぜ牛額寺の境内という表現なのか? 飛び地の境内だろうか?

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「玉藻略史」(M12, 三土幸太郎著)によれば−

  弘仁九年(皇紀1478,西暦818年)九月多度郡、一身兩頭ノ牛ヲ産ス

とある。


「日本紀略」にも、嵯峨天皇 弘仁9年(818)秋7月乙酉(=3日?)の項に、

  讃岐國多度郡、牛有り、犢を産す。一身二頭。

とある。


月照上人 上人像  牛額寺  常住寺址

善通寺  曼荼羅寺  出釈迦寺  禅定寺  西行庵  人面石  鷺井神社  東西神社
我拝師山  香色山  天霧山  七人同志  片山権左衛門  乳薬師  月照上人  蛇石

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